まずい牛乳のなぞ

まずい牛乳のなぞ

●焦げた「タンパク質」

突然ですが、あなたは牛乳がお好きですか?
私は牛乳はねっとり口に残る後味が嫌いで、あんまり好きではありません。

でも、低温殺菌された牛乳を飲んでさらさらした口当たりに驚きました。

「これはおいしい!」と思いました。

絞りたての牛乳というのは水みたいにさらさらしているそうです。
でも、高温で殺菌するうちにタンパク質が変質し、食感や舌触り、味が変わるのだそうです。

タンパク質は熱に弱く、高温あるいは長時間熱にさらされると
アミノ酸鎖は変化することが分かっています。

アミノ酸鎖が変わるとタンパク質の品質が下がるか、あるいは栄養価が無くなってしまいます。

ある酪農家の方が
「高温殺菌したら、焦げタンパク質になるべや。」
と教えてくれました。

なるほど。
焦げタンパク質の牛乳は味も変化するし、栄養化もずっと下がってしまいます。

● お肉のタンパク質だって変質する

タンパク質の質の低下は牛乳だけでなくお肉でも同じ事がいえます。

・長時間高温調理された肉は
低温で20分以内に調理された肉よりも栄養価値が下がります。

・タンパク質を調理しすぎると、タンパク質と溶解性炭水化物の間で、アミノアルデヒドという結合物ができます。
それで、リジンなどいくつかのアミノ酸の体内利用ができなくなります。

・ドッグフードを高温で調理しすぎるとアミノ酸のメチオニンとヒスチジンが破壊されます。
また、犬にとって全く栄養価値がない副産物も生まれてしまいます。

タンパク質の品質が下がると、犬が必要とするタンパク質量を供給するために
与える量を増やさなくてはなりません。

でも、いくら低品質の変質しタンパク質を増やしても、犬が必要とするアミノ酸を供給することにはなりません。

●変質したタンパク質がいっぱい

タンパク質は熱に弱い事が分かっていてもなぜか市場には「変質しタンパク質」を含んだドッグフードがたくさんです。

フードの原料を見ると
「肉粉」「骨粉」などと表示されているものがあります。
それらは、
「肉粉」「骨粉」という原料になる時点でほとんどの場合、すでに高温処理されています。

その上、
その原料を使ってドッグフードを作り上げるときもまた、140度もの高温で調理したりします。

● メーカーが低温で調理せず、なぜ高温調理でドッグフードを作るのでしょう?

これはドッグフードに限ったことではないのですが、高温だと短時間で効率的に加工が可能です。
代わって低温だと調理に時間がかかり効率が悪いのです。

メーカーにとっては効率が悪いこと、つまり時間当たりの生産量が少なくなってしまうことはコスト高につながりますので、普通は「高温調理」の方を選択するのです。

私たち消費者も「安いもの」を求めてしまうので、「栄養」を犠牲にしても効率を重視するのは仕方ない部分はあるのですが、残念ながら調理法の違いと栄養のことなんて誰も説明してくれません。

● 原材料もさることながら、調理法はすごく大事です!

実は同じ原料で作ったとしても
加工方法が異なれば、そのドッグフードの栄養価も変わってしまうので す。

お肉のタンパク質を変質させないようにしようと思ったら
新鮮な材料を低温調理する必要があります。

それではじめて、栄養がいっぱい詰まったドッグフードが出来上がるのです。

効率だけを求めず、
原材料の持っている栄養素をなるべくそのままの形でドッグフードに仕上げる
いわば『気配り調理法』にこだわったペットフードメーカーは実はそれほど多くはありません。
(宣伝では「ベストバランス、栄養たっぷり」なんて言ってますけどね)

オンリーワンワンでは、原料だけでなく調理方法にもこだわったドッグフードをご紹介しています。

それぞれのドッグフードの製造ラインは異なりますが、どれも低温で栄養素を破壊しない調理法にこだわったドッグフードです。