穀物などの炭水化物は犬の体内で、ほとんどなんの機能も果たさず、 血中でブドウ糖に素早く変わる糖分をエネルギーとして供給するのみです。
炭水化物含有量が多すぎると、それは犬の体の中で、すぐに体内脂肪となります。
あなたの愛犬を肥満犬にさせないために
やせっぽっちの犬よりも、ぽっちゃりしたワンちゃんの方がかわいくって好きだとおっしゃる飼い主さんも多いようですね。
でもね、太り「過ぎ」は絶対ダメです!
犬も人間と同じで、最近肥満から来る糖尿病などのいわゆる生活習慣病を患っている子が多くいます。
犬の世界にも「メタボ」は確かにあるのです。
もし、糖尿病になってしまったら・・・。
悲しいことに、失明してしまうワンちゃんだっています。
体重による負担が大きすぎて、関節を痛め、歩けなくなる子もいます。
ちょっとぽっちゃりを越えて、肥満になってしまったら、やっぱりワンちゃんの体には内科的にも、外科的にもすごく負担がかかるのです。
犬の肥満の原因は人間と同じ。運動不足と過食です。
今のワンちゃんは室内で飼われる事が多く、お散歩もたまに出かける程度の子がとても多いようです。
(運動不足)
そして、室内では飼い主さんがおいしそうなものをいつも食べているので、することのないワンちゃんはいつも飼い主さんにおねだりする。
そして、ついついおやつを与えてしまう。
おやつを与えられた上に、ドッグフードもいつでもお腹いっぱいに食べている。
しかもドッグフードを嫌がれば、心配した飼い主さんはもっと嗜好性の高いカロリーも高いモノをあたえる。
ちょっと考えればわかると思いますがそれじゃ、太るのは当たりまえですよね。
本当にワンちゃんを肥満にさせたくないと思ったら、まず飼い主さんの心構えがとっても大切です。
1.犬をしっかり運動させること
部屋の中で遊んでいるから大丈夫。なんてことはありません。
犬は走る動物です。
広い原っぱに連れて行くと、それは見事なスピードで風を切って走ります。これが本来の姿です。
狭い部屋の中では、たとえ運動したとしても思ったほどの運動量にはなりません。
たとえチワワのような超小型犬でも抱き犬と呼ばれるような小型犬でもどんな犬種でも、できるだけ毎日散歩させてあげてください。
できればドッグランなどの広い、犬にとって安全な場所で自由運動させてあげるのがすごくいいです。
動物は運動すれば筋肉がつきます。
逆に運動しなければ、筋肉はどんどん落ちていきます。
筋肉が落ちれば基礎代謝は下がり、太りやすい体質に変わってしまいます。
適度に筋肉を鍛え、基礎代謝を上げて太りにくい体質をめざすのは人間のダイエットの理屈とおんなじです。
2.犬のおねだりを無視すること
おねだりされると、よわいですよねぇ。
でも、あなたの愛犬のために、あなたが我慢してください。
3.人間の食べ物を与えないこと
たとえば、あなたの食事を分け与えるようなことをしては犬にはあっというまにカロリーオーバーになります。
4.犬にたとえ犬用でも『おやつ』をあげないこと
犬の肥満の多くは「おやつ」の与えすぎです。
犬用おやつは商社の戦略に乗せられるといつも与えなきゃいけないような錯覚に陥ります。
でも、犬に3時のおやつ的考えはありません。
「おやつ」には添加物もいっぱい。
太るし、添加物だらけだし、百害あって一利なしです。
5.犬のわがままを見抜いて、不用意なトッピングをやめること
食べないからと、容易なトッピングをするとそのときは食べてくれても、やがて飽きて、食べなくなります。
それで飼い主は、あの手、この手でご飯を用意しなければならなくなります。
そうなると、あとは肥満のスパイラルですよ。
6.犬が食べているフードの量を計ること
飼い主さんが少ししか食べていないと思っても実は量的にとても多いこともあります。
しっかりフードを計ってください。
7.犬がベストなスタイルを保てるフードの量を見つけること
犬はフードの量を微調整すると、すぐに体重が増えたり、減ったりします。
実際にワンちゃんの体の様子をよくみていると、ちょうど良いフードの量が見つかります。
動物病院に診察に行ったときに、親しくさせていただいている先生なので「ダイエットフードって肥満のワンちゃんに効果あるんですか」とちょっとお伺いしたことがあります。
そうしたら獣医さんがこんなことを話してくれました。
「食べる量を適量にしさえすれば、肥満になんてならないのになぁ。
運動もさせずに、食べたいだけ食べさせるから太るんだよ。
犬の肥満は飼い主の責任よ。」
まったくその通りだと思います。
いくら低カロリーなフードでも、たくさん与えれば太ります。
適量を絶対に守ることです。
また、犬は肉食動物ですから、人間と違ってタンパク質は脂肪として体にたまりませんが、穀物などの炭水化物は脂肪の変化して蓄積されます。
だから、穀物の割合の多いフードは太りやすくなるといえます。
ちなみに、
肉主体で高タンパクなフードを適量与え続けると、「脂肪でブヨブヨ」ではなく、「筋肉質でしまった体」になります。
もちろん適度な運動は必要ですよ。
あなたも学校で習ったことと思いますが、
タンパク質は体内でアミノ酸に分解されます。
アミノ酸は筋肉やその他の細胞を作る材料ですからね。


